これが女の生きる道

キャリアアップも自分次第!

ボーダーラインは35歳?

 女性にとって「35歳」という年齢は、仕事やプライベートなど、人生における分岐点といわれているそうだ。例えば、既婚女性の場合、結婚・出産を経て子供が小学校に上がるあたりで仕事復帰を考えるのが35歳前後なのだ。しかし、育児により仕事のブランクが長くなる為、再就職が難しくなるのである。また、バリバリ活躍する独身女性も、結婚や出産をしても今のまま仕事を続けられるかどうか悩みが生じる時期なのだそうだ。

管理職を諦める理由

 キャリアアップして管理職になる女性が徐々に増えてきた。しかしそれでもまだ男性の管理職と比較するとその数はまだ少数である。その理由の1つに管理職になりたいと感じている女性が少ないことがある。昇進したいと思っている男性が多い反面、さまざまな理由から管理職として働くことを断念している女性が多いのだ

 いくつかある理由のうち最も大きい理由は、家で使える時間が大きく減ってしまうことだろう。結婚している場合は家で家事や育児を行わなければならない人が多い。近年は共働きの世帯が増えたことで家事を分担している家庭もあるが、それでもまだ女性が多く家事を担当していることは少なくない。そのような状況で会社で役職を持ってしまうと、残業が増えて早く家に帰ることが難しくなる。疲れて遅く帰ってきてから家事をするのは非常に大変だ。また休日出勤を求められることも増えるため、休日にまとめてしようと考えていた家事や育児ができなくなってしまうこともあるだろう。そのため家事などを行う必要があるとき、役職よりも勤務時間を重視している社員も多いのだ。

 役職になると大きな権限と責任を持つことになる。部下に対して、上から命令することに抵抗を感じる女性は少なくない。さらに子供がいる場合、子どもが体調を崩したときなどに急に早退しなければならず、大きな責任を持つことに抵抗を感じる人もいるようだ。また、未だに男尊女卑の考えが根付いている職場もあり、そういう職場では同僚や部下から軽視されることがある。それを知っている人は管理職をやりたがらないのだ。。

 管理職になる前も、なった後も、クリアしなければならない課題はたくさんある。そのためしっかりと計画を練り、自分の希望を叶えれられる場所を探し出す必要があるのだ。将来のためにも、早いうちから準備を進めていきたいものである。